日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
SPF鶏の鶏白血病ウイルス抗体監視システムへの酵素抗体法の応用
安藤 忠司小野 耕一石川 豊数林 政実吉田 巌高延 壮男高久 慶典国田 信治深井 孝之助山内 高円一色 泰
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1991 年 28 巻 2 号 p. 101-109

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抄録
Specific pathogen free (SPF)鶏の鶏白血病ウイルス(ALV)抗体監視システムへの,マイクロプレートを用いた酵素抗体法(ELISA)応用の可能性を検討するために,我々は,RAV-2抗原を用いた測定系確立を試みた。
中和抗体価が5倍以下のSPF鶏血清に関しては,A亜群抗原•B亜群抗原•正常細胞抗原に対する吸光度(OD)を較べると0.30以下でほぼ同じであった。そして,A亜群抗原•B亜群抗原どちらで測定した場合でも,正常細胞抗原に対するOD値を差し引くと,ほぼ同じ値(0.05以下)となった。
次に,A亜群抗原及びB亜群抗原で測定した感染鶏血清のOD値に相関が認められたので,固相化抗原としては,作製の容易なB亜群抗原を用いることとした。抗体測定の基準となる標準陽性血清のELISA抗体価を測定すると,128,000となり,これをもとに標準曲線を作成し,被検血清のOD値と比較して,抗体価を算出する方法を確立した。この方法は,SPF鶏血清のALV抗体測定に有効であると思われる。
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