抄録
産卵鶏の有効リジン要求量について検討した。トウモロコシを主体とし,コーングルテンミール,脱皮大豆粕等を配合した低蛋白質,低リジン飼料(CP 12.9%,全リジン0.43%,有効リジン0.37%)に,塩酸L-リジンをリジンベースで0~0.28% (0.07%間隔で5水準)添加したものを,産卵鶏(Shaver Starcross 288)に29週齢より41週齢までの12週間自由摂取させ,産卵率,卵重,飼料摂取量,飼料要求率,血中遊離アミノ酸含量を測定した。
その結果,飼料有効リジン水準が少なくとも0.58%あれば,最高の産卵率と産卵日量が得られた。有効リジン摂取量と産卵日量の関係を折れ線モデルに当てはめて,有効リジン要求量を算出した結果,産卵ピーク時(産卵日量54.4g)の有効リジン要求量は1日当り615.8mgで,飼料摂取量を112g/日とすると,飼料中の有効リジン要求量は0.55%と計算された。