抄録
近年植物蛋白質源として注目されるようになった脱脂サフラワーの養鶏用飼料としての価値を調べた。その結果,
1) 唯一の蛋白質源として脱脂サフラワーを用いると, 魚粉の70%の発育で飼料要求率も劣った。
2) 飼料蛋白質の2/3を脱脂大豆から脱脂サフラワーに置換したが, 発育成績には差がなかった。飼料要求率は僅かに増大した。
3) 脱脂サフラワーはリジンが制限アミノ酸であり, これを添加することによって発育及び飼料要求率が改善される。
4) 脱脂サフラワーには, 栄養阻害物質はないようである。
5) 脱脂サフラワーの代謝エネルギー価は, 脱脂大豆に比べて低く, 粗繊維含量が増加すると代謝エネルギー価は直線的に低下する。
6) 脱脂サフラワーの粗蛋白質の消化率は80%前後であり, 植物蛋白質源として十分利用しうることが明らかとなった。