理学療法教育
Online ISSN : 2436-8008
原著論文
理学療法学生における学習目標志向性に関連する要因
─ 学習目標志向性の違いは理学療法学生の学習行動に影響する? ─
只石 朋仁鈴木 英樹
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 3 巻 2 号 p. 2_14-2_22

詳細
抄録

目的:理学療法学生の学習目標志向性(LGO)と学習行動の関係および,LGOに関連する要因を検討した。 方法:大学4年生36名を対象とした。中央値を基にLGOと学習行動を2群に分類し比較した。LGOと職業的アイデンティティ,ライフスキルの相関を求めた。2群に分類したLGOを目的変数,それぞれ相関があった項目を従属変数としてロジスティック回帰分析を実施した。結果:LGOが高い学生はLGOが低い学生に比べ,学習行動が長い者の割合が有意に高かった。LGOと職業的アイデンティティおよびライフスキルには弱い正の相関を認めた。ロジスティック回帰分析により職業的アイデンティティの「理学療法士として必要とされていることへの自負」,ライフスキルの「計画性」が選択された。結論:LGOは学習行動に関連し,LGOを高める教育的支援の必要性が示唆された。さらに,職業的アイデンティティやライフスキルへの働きかけは理学療法学生のLGO高める可能性がある。

著者関連情報
© 2023 日本理学療法教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top