抄録
「目的」当院回復期リハビリテーション病棟における85歳以上の大腿骨近位部骨折患者の自宅復帰に関連する要因について地域連携パスから明らかにすること。
「方法」当院回復期リハビリテーション病棟を退院した85歳以上の大腿骨近位部骨折患者で地域連携パスを有する42名を対象とし、対象の転帰先を自宅群・非自宅群に分類した。地域連携パスから調査項目を抜粋、自宅群・非自宅群で比較・検討した。
「結果」自宅退院に関連があったのは受傷前ADLの移動、回復期リハ病棟転院時ADLの排泄、更衣、移乗、移動、退院時ADLの食事、排泄、更衣、移乗、移動、移動手段であった。
「結論」回復期リハビリテーション病棟における85歳以上の大腿骨近位部骨折患者の自宅退院の可否判断のための予後予測ツールとして地域連携パスの有用性が示唆された。