環境技術
Online ISSN : 1882-8590
Print ISSN : 0388-9459
ISSN-L : 0388-9459
総説(査読付)
水中のPFOSとPFOAの分解技術の研究開発の経緯と最近の動向
藤川 陽子橋口 亜由未
著者情報
キーワード: PFOS, PFOA, 分解, 処理フロー
ジャーナル フリー

2022 年 51 巻 6 号 p. 316-326

詳細
抄録

 本総説においては,水圏におけるPFOS とPFOAによる汚染を修復するために適用可能な最新の技術の現状について論じる.まずPFOSとPFOAの水圏汚染の実態から,これら化合物の処理に際して何が求められるかを明らかにする.また,これまでに開発されてきた処理技術のうち分解技術を中心にして各々の技術の原理と有効性を論じる.さらに,なぜこれほどPFOSとPFOAは分解が困難なのかを両化合物の化学的な構造や特性から読み取る.最後に実用に供せる水中のPFOSとPFOAの処理フローを示す.

著者関連情報
© 2022 環境技術学会
前の記事 次の記事
feedback
Top