抄録
乾燥機付き流動焼却設備について, 運転データを連続収集してデータを統計的解析し, プロセスをモデル化した.その結果をもとに自動制御運転調査を実施した.本方式の焼却炉は省エネルギー性を設計上の特徴とするが, その実現には乾燥機の最適水分安定制御が重要なポイントの一つとなる.従来, 焼却炉と乾燥機は応答速度が大幅に異なるために, 省エネルギー運転が難しかった.実プラント (処理能力150ton/day) において制御調査を行った結果, 乾燥汚泥水分, 炉内温度の一定値制御を実現し, 補助燃料使用量の削減と排ガス性状の安定化を達成した.