環境技術
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フェノール水溶液の光分解
―初期分解過程と添加物質の影響―
相坂 清子鈴木 伸
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1978 年 7 巻 4 号 p. 314-319

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抄録
フェノール水溶液の紫外線照射による光分解の検討と添加物質の初期分解速度への影響について調べ、さらに環境への応用として河川水による影響も調べた。
フェノール水溶液 (1×10-5M) は超高圧水銀燈 (SHL-100UV-2型) を用いて150分光照射を行なったとき約90%分解し酸性にすると分解は速くなる。又濃度によるみかけの反応次数はpHにより変るが大概ね0.85~0.92であった。次に添加物質の初期分解速度に及ぼす影響は酸の種類 (硫酸、塩酸、硝酸) による差かありpH4以下では硝酸の場合著るしく大になる。しかし塩基による差はなかった。金属イオン (塩化物) の影響はFe3+は大きくCu2+は小さい傾向がみられた。河川水に添加した場合では初期分解速度は大きくなり河川水質 (BOD、COD、Zn、Fe (sol) ) の影響がみられる。フェノール水溶液の紫外吸収スペクトルは光照射とともに変化し約90%分解したとき最大吸収波長は消失する。分解生成物としてはヒドロキノンを認めた。
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