尿素SCRシステムのNOｘ浄化率向上に関する研究（第2報） -NO2/NOｘ比がNOｘ浄化特性に与える影響-

徳井 貞仁; 小宮 怜; 村田 豊; 大聖 泰弘; 鈴木 央一; 石井 素

doi:10.11351/jsaeronbun.40.381

研究論文

尿素SCRシステムのNOｘ浄化率向上に関する研究（第2報） -NO₂/NOｘ比がNOｘ浄化特性に与える影響-

徳井貞仁, 小宮怜, 村田豊, 大聖泰弘, 鈴木央一, 石井素

著者情報

ジャーナルフリー

2009 年 40 巻 2 号 p. 381-386

DOI https://doi.org/10.11351/jsaeronbun.40.381

詳細

抄録

本報では，DPFと尿素SCRを適用した多気筒ディーゼルエンジンを用い，NO₂/NOｘ比がNOｘ浄化率に与える影響を明らかにした．尿素SCR触媒上ではNOのみが還元されるStandard SCR反応や，NO₂のみが還元されるSlow SCR反応があり，NO₂/NOｘ比がNOｘ浄化特性に与える影響は大きい．そこで尿素SCR触媒におけるNOｘ浄化メカニズムを解明する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）