自動車技術会論文集
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研究論文
機能的近赤外分光法による実車運転時の脳活動の測定
清水 俊行南部 起可
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2010 年 41 巻 6 号 p. 1263-1268

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抄録

機能的近赤外分光装置を車載し、運転中のドライバーの脳活動を計測した。狭路走行等の課題を設定し、前頭葉の血流状態を連続計測した結果、運転状態に応じて脳血流濃度の変化が観測された。この変化は、NASA-TLXによる負荷感と対応しており、実車においても脳血流測定が運転負担の評価に有効であることを示す。

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© 2010 公益社団法人 自動車技術会
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