2007 年 2007 巻 KST-01 号 p. 04-
本稿ではBRM(Bridge Resource Management)シミュレータトレーニングのシナリオ難易度を評価する 手法を提案する。はじめに、過去のシミュレータトレーニングのログを利用してタスクネットワークモデルを構築する。このモデルにより、他船の出現や外部からの通信といった状況に対するチームの行動を表現する。モデルに基づくシミュレーションにより、シナリオ内で発生する危険なイベントをチームが発見するまでの時間を評価し、これをシナリオ難易度の基準とする。複数のシナリオを本手法によって評価した結果、シミュレーション結果が示す難易度は、熟練者らによる主観的評価と一致した。また、シミュレーション結果の可視化分析によりシナリオ間の差異も明らかとなった。