2024 年 2024 巻 DOCMAS-026 号 p. 03-
動的避難誘導システムは,コンピューターシステムの正常稼働が困難な,災害時の環境で稼働しなければならないため,システムのレジリエンシーが重要な問題となる.本研究は,分散アルゴリズムを内蔵した避難誘導標識が独立に,ネットワークを通して通信しあうことにより,建物内からの避難誘導を行う分散システムについて分析する.このシステムは単一障害点を持たず,避難誘導中に一部の構成要素が故障しても機能し続けることができる.非同期マルチエージェント・シミュレーションを使った分析により,火災の強さに比例して故障が発生するシナリオにおいて,本質システムは故障のないシステムと同等の性能を発揮することが分かった.