農業機械学会誌
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技術論文
近赤外分光法を用いた生食用プルーン果実の糖度推定
小島 陽一郎澁澤 栄小平 正和梅田 大樹金澤 香穂里
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2010 年 72 巻 5 号 p. 487-492

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抄録
情報付きプルーン生産を目指し,近赤外分光法を用いて生食用プルーン果実の糖度推定法の開発を試みた。供試機器には波長間隔1nmの近赤外分光式内部品質センサを用い,710-949nmの波長の吸収スクトルを取得した。吸収スペクトルは平滑化及び二次微分処理を行い波長域ごとの検量線を作成した。その結果,プルーン果実の糖度を非破壊で推定可能であった。750-939nmにおける検量線の決定係数(R2)は0.91, SECVは0.61 Brix%だった。
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© 2010 農業機械学会
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