農業機械学会誌
Online ISSN : 1884-6025
Print ISSN : 0285-2543
技術論文
食用きのこ増産用パルス高電圧発生装置の開発とその効果の検証
高木 浩一齋藤 達也日下 智博坂本 裕一高橋 久祐成松 眞樹長根 健一山口 諒
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2012 年 74 巻 6 号 p. 483-489

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抄録

食用きのこの増収を目的に,電気刺激用パルス電源の開発と,それを用いて増収効果を検証した。木材腐朽菌のシイタケ,ナメコ,クリタケ,ハタケシメジの4種類を実験に用いた。パルス電源は,軽量コンパクト化が可能な誘導性エネルギー蓄積方式で構成した。電源出力は100kV以上,パルス幅は約100nsである。この電源でホダ木や菌床に高電圧を印加し,収量を調べた。電圧印加により,収量は1.3∼2.0倍に増加した。シイタケの4シーズンの累積収量は,電圧50または100kVの1回印加で,160から320gへ増加した。しかし電圧130kVでは240gに減少した。他のきのこも,50∼100kVで増収となった。

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© 2012 農業機械学会
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