抄録
本研究の目的は,ロータリ耕うんの土の投てき現象と所要動力を予測できる解析モデルの構築である。本報では,個別要素法を用いて土とロータリ耕うん爪をモデル化する方法およびそのモデルに用いるパラメータの決定方法について検討した。構築したモデルの妥当性を検証するため,高速度カメラによるロータリ耕うんの土の投てき状態の観察とロータリ耕うん軸トルクの計測を行った。その結果,本モデルは耕うん時の土粒子の存在範囲および重心位置を92~104 %の範囲で,耕うん軸トルクを83~110 %の範囲で予測できることが示された。