1986 年 48 巻 2 号 p. 219-224
被覆整形直後の被覆種子を, 流動乾燥装置で乾燥する際の乾燥条件と乾燥特性を明らかにした。次に, 貯蔵中における被覆種子の発芽力が減退しない期間を明らかにして, 種子の種類別被覆時期を決定するため, 試薬の飽和溶液で所定の相対湿度に保ったデシケータ内で被覆種子を密封貯蔵し, 被覆種子の好適な貯蔵条件と包装様式について検討した。その結果, 被覆種子の貯農蔵可能期間は, 種類によって2~6か月と異なり, 包装様式は3枚張りの防湿紙袋が良好なことを明らかにした。