農業機械学会誌
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重粘土壌の耕うん方法に関する研究 (第2報)
水田と転換畑における砕土率向上技術
金谷 豊倉田 勇
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1989 年 51 巻 1 号 p. 45-53

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抄録
重粘土壌の水田と転換畑に適する砕土率向上技術について検討した。水田では, 普通づめロータリ耕うんにより, なたづめロータリ耕うんより10%高い70%の砕土率が得られた。しかも, 耕うん所要動力は10%程度少なかった。転換畑では, 転換3年目のほ場において, アップカットロータリ耕うんにより, 普通型ロータリ耕うんより10~15%高い60~85%の砕土率が得られた。また作物残さの埋め込み能力も高かった。しかし, 転換初年目はアップカットロータリ耕うんでも砕土率は低かった。耕うん所要動力はアップカットロータリ耕うんが10%程度多かった。
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