グランドベースのハイパースペクトル画像から草地植生マップを生成するための草地植生モニタリングシステムを開発した。このシステムは,ハイパースペクトル画像撮影システムとその画像から植生マップを生成する画像解析システムの2つの基盤技術から構成される。加えて,各画素のスペクトル情報から植生状態を求めるための推定式作成データマイニングエンジンを設計した。開発した草地植生モニタリングシステムを2つの異なる草地に適用した結果,推定式の検証時R2は牧草成分が0.38〜0.71,放牧草中の枯死物量が0.48であった。また,植生マップは実際の草地の特徴を捉えていた。