大規模トマト施設栽培での収穫コンテナ運搬作業を省力化するための無人搬送システムを開発した。システムは,収穫したトマトの入ったコンテナを作業者が置く集荷装置,通路に敷設した磁気テープに沿ってコンテナを輸送する搬送車両,調製出荷作業まで一時的にコンテナをストックする受入装置から構成される。各機器にはコンテナを移すプラスチックコンベアを備え,コンテナの受け渡しはコンベアを傾斜させることで行う。栽培面積1haの施設で5 tのトマトを運搬するための所要時間は4.4〜7.5hと試算された。また,緩衝材を敷いてトマトを入れたコンテナ搬送時の加速度は最大6.9m/s2で,トマトに損傷を与える衝撃ではなかった。