農業食料工学会誌
Online ISSN : 2189-0765
Print ISSN : 2188-224X
ISSN-L : 2188-224X
研究論文
ニンジンの最適ブランチング処理法の検討に向けた品質および物理的特性の測定
折笠 貴寛小出 章二澤田 みのり三鹿 暉峻佐々木 邦明渡邊 高志安藤 泰雅中村 宣貴村松 良樹椎名 武夫田川 彰男
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 79 巻 2 号 p. 122-130

詳細
抄録

本研究では,熱湯浸漬(HW)およびマイクロ波(MW,ラップ包装あり:MWP)を用いたニンジンのブランチングにおける品質変化について検討した。質量損失率は,MWPにおいて最も大きい値となった。色差 ΔEはいずれの処理においても10以上の値となった。β-カロテン残存率は,HW,MWおよびMWPでそれぞれ90.0,85.8および87.1%となった。L-アスコルビン酸およびカリウムは,HWでの減少率が他の処理方法と比べて2~4倍程度大きい値となった。MWPにおいては,他の処理方法と比較して,より大きな空隙率の増加と硬度低下が確認され,試料表面微細構造においても細胞壁の損傷が確認された。

著者関連情報
© 2017 農業食料工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top