農業食料工学会誌
Online ISSN : 2189-0765
Print ISSN : 2188-224X
ISSN-L : 2188-224X
研究論文
二つの空洞部を持つ水中ヘルムホルツ共鳴器を用いた魚体積の精密推定
Stephen. N. NJANE緒方 康平小川 雄一川村 恒夫西津 貴久椎木 友朗鈴木 哲仁近藤 直
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 82 巻 2 号 p. 138-149

詳細
抄録

魚体積の精密推定は,養殖魚の生育状態モニタリングおよび出荷準備を行うためには不可欠である。本研究では,共鳴音発生用の空洞部とアクリル製で軽量な試料挿入用の空洞部の二つを持つ水中ヘルムホルツ共鳴器を製作し,魚体積の推定を行った。共鳴音発生用の空洞部に取り付けた水中スピーカを用いて,100 Hzから500 Hzまでのチャープ波の発生および検出を行った。試料挿入用の空洞部内で,メダカ(Oryzias latipes)およびウグイ(Tribolon hakonensis)の体積を増加させるに従い,共鳴周波数は減少した。どちらの魚種についても,体積実測値と予測値の間で,決定係数0.99という高い相関が確認できた。

著者関連情報
© 2020 農業食料工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top