2021 年 83 巻 3 号 p. 172-181
本研究は,エダマメの検出と外観の品質分類を行う物体検出AIを作成し,データセットに含まれるエダマメ品種と物体検出AIの種類の違いがAIの外観精選別精度に与える影響を調査した。実験では3品種のエダマメを組み合わせた7つのデータセットを設定し,それらのデータセットでYOLOv3とFaster R-CNNの物体検出AIを作成した。適合率と再現率,F値の平均は,選別対象品種をデータセットに含むことで有意に高くなった。本研究で作成した最高精度の物体検出AIは,ニュートン効率(η)が0.79で手選別の0.59を上回った。物体検出AIによる品質分類項目の誤分類と未検出の内容は,YOLOv3とFaster R-CNNのAIで異なっていた。