2021 年 83 巻 4 号 p. 274-281
本研究では,ナシ園において3次元レーザースキャナを複数の器械点に設置するための測定治具の試作と点群データ収集ならびに樹木抽出手法を開発して樹の点群データの自動抽出を試みた。樹木抽出手法では,グリッド化,地表の点群除去,反射強度をしきい値としたワイヤ除去,Radius Outlier Removalを適用した微小ノイズ除去の4つのアルゴリズムを開発した。実験においてナシ14本を計測した結果,13,843,644点の点群合成に成功した。さらに樹木抽出手法を適用した結果,地表,ワイヤ,微小ノイズの除去率はそれぞれ100,99.6,87.6 %であり,樹木抽出精度は94.5 %であった。