穀物乾燥工程における灯油消費量削減及び籾殻の有効活用を目的として,栽培面積30~40 ha規模(1日の乾燥処理量を15 tと設定)のミニライスセンター向け穀物乾燥用籾殻燃焼炉を開発するとともに,既存のライスセンターへ設置しその適用性について確認した。乾燥に必要な熱量の大半を開発機の籾殻焼熱で供給し,残りを灯油バーナーで供給することを前提に,開発機は最大熱出力を116 kW,結晶質シリカ生成抑制のため燃焼温度800~900 °C,短時間燃焼(設計値1分)とした。開発機によりライスセンターでの乾燥作業では71.2 %の灯油を削減できた。燃焼の前後で籾殻の容積は17 %に減少し,燃焼灰は結晶質シリカが0.3 %以下で可溶性ケイ酸が49.7 %含まれていた。