人工臓器
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血漿持続冷却装置の開発と臨床応用への基礎的研究
川口 博昌渡辺 俊文大坪 修秋山 暢夫福井 清
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1984 年 13 巻 2 号 p. 1006-1009

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抄録
ある種の血漿蛋白成分が, 低温ではgel化することを利用したcryofiltrationが, Rheumatoid Arthritis等に適用され, 成果を上げている。今回, 我々は, 電子式冷却装置を開発し, 2nd filterに, 表面積0.6m2のPVAフィルターを用い, 血漿流量を20ml/minとした場合について, in vitroにて, その性能を評価し, 臨床使用の可否について検討した。擬似血漿として生理食塩液を用いた実験から, 冷却器の温度設定ツマミを1.00とすれば, 血漿温度が2nd filter入口で4.0℃, 出口で7.5℃となることがわかった。これは, ヒト血漿を用いた場合も同様であった。また, RA plasmaを用い, 本システムを用いた場合と, 熱交換器・2nd filterとも氷水中に浸して冷却する場合を比較・検討した結果, 両者同様の傾向がみられ, 臨床的にも十分な効果を期待できることが示唆された。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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