人工臓器
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新しい膜型人工肺Univox-ICの使用経験
伊波 潔古謝 景春国吉 幸男赤崎 満宮城 和史島袋 正勝喜名 盛夫草場 昭神里 隆
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1992 年 21 巻 4 号 p. 1307-1310

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抄録
われわれは新しく開発された熱交換器を内蔵し, ガス交換と熱交換を同時に行う低充填量の外部灌流型膜型肺Univox-IC使用群(60例), 従来われわれが使用した積層型膜型肺Cobe Menbrane Lung(CML)使用群(25例)について, ガス交換能, 熱交換能, 圧損失および血球成分保護について比較検討した. Univox-ICは充填量が220mlと少ないにもかかわらず(CML500ml), ガス交換能は良好で, 酸素運搬能, 炭酸ガス除去能はCMLより高値であった. 熱交換能については両群共に良好で, 平均流量80ml/min/kgにおけるUnivox-ICの加温速度は0.33±0.01℃/minあった. Univox-ICの圧損失は流量4l/min時で39mmHgであり, CML(76mmHg)より低値であるだけでなく, これまで報告されている外部灌流型膜型肺に比べても良好であった. 溶血の指標である血清遊離ヘモグロビン増加率はUnivox-ICで有意に少なく, 血小板保存率は両群ともに良好であった
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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