抄録
本研究では,ガラス割断用のスクライビングホイールの3種類の刃先形状と2種類のホイール固定用ピンを組み合わせた場合の,ガラス割断時のころがり摩擦挙動の把握および有限要素解析(FEM)による割断現象の解明を目的としている.まず,ころがり摩擦実験装置を作製し,スクライビングホイールとガラスとのころがり摩擦係数の測定,ガラス割断面へのくい込み深さおよびき裂進展深さの測定を行った.次に,FEMシミュレーションにより,スクライビングホイールとガラスとの2次元ころがり接触における応力分布を推定し,実験結果の妥当性を示した.