抄録
プラスチック非球面レンズ成形金型の超硬合金製キャビティ入れ子を製作するために,ELID研削法を用いた加工方法の検討を行った.まず,鋳鉄ボンドダイヤモンド砥石によって入れ子の研削加工を行い,加工した入れ子を用いてレンズ成形品の射出成形を行った.その結果,入れ子の加工面に残った研削痕や工具痕が成形品表面に忠実に転写され,問題となることを明らかにした.そこで,これらの問題点を解決するために,導電性ラバーボンド砥石を用いて入れ子の仕上げ加工を試み,研削痕と工具痕が除去された良好な加工面性状が得られることを明らかにした.