抄録
小径ドリルによる微細穴加工は,燃料噴射ノズルの噴孔など精密部品への需要が高い.本研究では,小径ドリルの高効率加工を追求し,ノンステップ送り加工での技術開発を進めている.切削油の供給方法の違いによる切削性能の比較と,工具送り量の最適化によるノンステップ送り加工の切削性能について検討をおこなった.その結果,切削油供給は点滴供給法が適しており,ドリルねじれ溝からの切りくず排出にともない,加工穴内部が負圧となり切削油が吸入される現象を確認することができた.また,工具送り量は切りくずを長ピッチ形に維持できる高送り条件が適していることが確認できた.