2020 年 6 巻 1 号 p. 43-48
本研究は慢性足関節不安定症(CAI)を有するアスリートを対象に片脚つま先立ちにおける重心動揺と筋活動の特徴を検討した.大学生アスリート24名(健常群12名,CAI群12名)を対象に,片脚立位(SLB)および片脚つま先立ち(TBT)中の圧中心(Center of pressure:COP)総軌跡長,足関節角度,筋活動(前脛骨筋,長腓骨筋,腓腹筋内・外側頭)を計測した.TBTにおけるCOP総軌跡長はSLBに比べて有意に延長した.CAI群は健常群より前脛骨筋,長腓骨筋,腓腹筋内側頭の筋活動が有意に高かった.TBTは高いバランス能力が求められ,CAI群では健常群とは異なる筋活動で片脚立ちを保持していた.