育種学研究
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ダイズ品種間交雑‘黒河5号×アキセンゴク‘および’黒河5号×No.29’由来の組換え型自殖系統における日長反応性の解析
楊 岱箔石川 充仁丹羽 勝
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2000 年 2 巻 1 号 p. 23-29

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抄録
日長反応性を異にするダイズ品種間交雑‘黒河5号×アキセンゴク’および‘黒河5号×No.29’後代の組換え型自殖系統 (RILs) を養成し, F6個体における自然日長下の第1開花迄日数を調査するとともに, その次代F7個体におけるRFLPマーカーGmN93の分離を観察した. その結果, GmN93の遺伝子型によって開花迄日数に関する系統間差異があり, このマーカーと連鎖する主働遺伝子がこれら交雑組合せ後代の開花期の分離に関与していることが示唆された. さらに, これら2組合せの交雑に由来するF6: 7RILsからそれぞれ14系統をランダムに選び, 12月18日から6月16日にかけて45日間隔で5回に分けて10日齢の植物を移植し, 28℃ 自然日長条件下での第1開花迄日数の移植日による変化を調査し, それぞれの系統における感光性, 基本栄養成長性, 適日長限界を推定した. その結果, RILsの開花期は主として感光性によって決定されること, また, 基本栄養成長性ともやや関連しているが, 適日長限界とは関係ないことが明らかになった.
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