抄録
ウラルSarani産ShuiskiteのX線リートベルト法で結晶構造解析を行った.化学組成はCaO 21.0–22.2 wt.%, MgO 2.8–3.8 wt.%, Cr2O3 12.9–16.3wt.%, Al2O3 14.7–17.0 wt.%, total Fe2O3 0.0–0.4wt.%, SiO2 34.3–36.4 wt.%である.構造解析の結果,格子定数はa = 8.8155(2)Å, b = 5.9371(2)Å, c = 19.1528(4)Å, β = 97.608(2)°, V = 993.61(4)Å3,6配位席の席占有率は XサイトがMg0.44Al0.32Cr0.24,YサイトがAl0.75Cr0.25であった.X, Yサイトにおける席選択性を考慮するとIvanov et al. (1981)によるYサイトのみにCrが分布するという解釈は誤りである.