日本急性血液浄化学会雑誌
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Print ISSN : 2185-1085
症例報告
敗血症性ショックに伴う急性腎障害に対して持続血液濾過透析を導入し 救命することができた一例
東 千夏長井 幸二郎田中 聡
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2025 年 16 巻 2 号 p. 67-70

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抄録

急性腎障害(acute kidney injury:AKI)に対する腎代替療法(renal replacement therapy:RRT)の適切な開始時期についてはいまだ議論の余地がある。敗血症性ショックに伴うAKIに対して持続血液濾過透析を導入して救命することができた症例を基に,RRTの開始時期について考察する。呼吸困難で救急搬送された88歳の男性は,敗血症性ショックの集中治療中にAKIを発症し,当科に紹介された。無尿が続きBUN 102mg/dL,Cre 4.82mg/dL,K 4.9mEq/L,HCO3− 21.2mmol/Lであり入院18時間後にRRTが開始され,第4病日に離脱した。ガイドラインでは敗血症性AKIに対する早期RRTの推奨は弱いが,実際の臨床現場では各施設の体制や患者背景の重症度に応じて適切な時期にRRTを開始することが重要である。

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