2011 年 2 巻 1 号 p. 3-10
世界第1の長寿国となった日本の今後の医療,福祉への対応については世界から注目されるところである。少子高齢化に伴い今後医療・福祉に対する政策はいかにあるべきか。まず医療においては総合診療(プライマリーケア)が必要となる。福祉に関しては高齢者がその一生を本当に幸福に送るため,高度先進技術を用いた福祉機器の開発,その利用が考えられる。高齢者が幸福に一生を過ごすためには感覚器が重要な役割を果たしていることは確かである。高齢者福祉に対してはこれらの点に関しても十分考慮されることが望まれる。