日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
委員会報告
急性血液浄化法の安全に関する施設アンケート調査報告
小野 淳一松田 兼一山下 芳久浅井 康文松村 治久野木 忠秋葉 隆
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2014 年 5 巻 1 号 p. 108-112

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抄録

急性血液浄化法の安全な施行と管理を推進することを目的に,日本急性血液浄化学会安全管理・倫理委員会では,当学会会員の所属施設による急性血液浄化法の施行状況ならびに安全に関する施設アンケート調査を行った。会員892名を対象にアンケートを郵送にて配布し,有効回収数は104施設(現在施設数493)であった。急性血液浄化法の施行場所は,ICUを中心に実施されていたが,血液浄化の指示はさまざまな専門性を有する医師が行っていた。発生頻度は極めてまれであるが,留置型カテーテル挿入時において気胸や気道狭窄など,血液浄化法の導入,終了時において患者体内への気泡混入や薬剤,透析膜アレルギー,カテーテル操作ミスによる出血などを経験している施設が確認された。急性血液浄化法は,医師,看護師,臨床工学技士とさまざまな職種によるチーム医療として提供されるため,共通した教育プログラムを構築していくことが必要と思われる。

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© 2014, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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