2014 年 5 巻 1 号 p. 21-24
【目的】今回CHDFを施行する際のヘモフィルタとして,polysulfone(PS)膜ヘモフィルタとcellulose triacetate(CTA)膜ヘモフィルタとの比較を行ったので,報告する。【方法】2011年8月から2012年7月までの1年間にPS膜,CTA膜を用いてrenal indicationでCHDFを施行した症例について後ろ向き観察研究を行い,各膜のライフタイムについてTMPの上昇率を指標として検討した。【結果】対象となったPS膜の延べ使用本数は107本,CTA膜は113本であった。膜交換時の平均TMP上昇率は0.52±0.54,0.83±0.71(p=0.002)であった。【考察】PS膜はCTA膜と遜色ないライフタイムを示し,TMPの上昇率についてはPS膜の方が有意に低値であった。【まとめ】今回の検討では,CTA膜と比較してPS膜の方がライフタイムの指標として用いたTMPの上昇率において優位であった。