2016 年 7 巻 1 号 p. 44-50
【目的】今回,ヘモフィール CH (CH-1.8W TORAY)とsepXiris 150 (AN69ST Baxter)でCytokine吸着特性を比較したので報告する。【方法】ブタ(n=7)体重17±3kgを使用し,30μg/kgのEndotoxin(ET)を30分で投与。終了時vascular accessから同時に持続的血液濾過(CHF)を開始した。測定項目はIL-6,TNF-α,IL-1β,IL-8とし,1hr,2hr,4hr,6hrの血漿clearance(CL)と1hr,2hr,4hr,6hrの吸着CLを計算した。【結果】血漿CLはIL-8の6hrでAN69ST膜が(32.66±17.01mL/min)と高かった(p<0.05)。吸着CLはTNF-αとIL-8の6hrでAN69ST膜が高かった(p<0.05)。IL-6とIL-1βの吸着CLは4hrと6hrでPMMA膜が高かった(p<0.05)。IL-6はPMMA膜で,ほとんど濾液に排泄されず,IL-8はAN69ST膜で,濾液に全く排泄されなかった。また,TNF-αはPMMA膜で血漿濃度が低下した後期に大量に濾液に排泄された。【結論】今回の実験でPMMA膜とAN69ST膜の吸着特性の違いが明確となった。