2016 年 7 巻 2 号 p. 122-125
重症急性膵炎(SAP)へのPMMA膜ヘモフィルターを用いた持続血液浄化療法は有効な治療方法である。2011年1月から2015年12月までに20例の重症急性膵炎に対して,全例PMMA膜ヘモフィルターを用いた持続透析で治療を開始し,改善が得られなかった6例に対して大口径PMMA膜ダイアライザーを用いたhigh flow-volume PMMA-HDFを追加し,良好な治療結果を得,うち2例を報告した。1例のみ死亡となった。SAPの経過中に併発した感染性膵壊死,ARDS,血球貪食症候群様症候に対してhigh flow-volume PMMA-HDFの併用が有効であった。