2016 年 7 巻 2 号 p. 118-121
近年,急性血液浄化療法を敗血症症例に行うことは一般的となった。今回,急性腎傷害を伴う敗血症性ショックにhigh-flow/high-volume continuous hemodiafiltration (CHDF)を施行した34例を対象に,循環パラメーターと腎機能の推移を後ろ向きに検討した。その結果,high-flow/high-volume CHDF開始2時間後より平均動脈圧の有意な上昇,6時間後より尿量の有意な増加を認め,同時に有意な体温の低下と末梢血管抵抗の上昇を認めた。high-flow/high-volume CHDFは血行動態改善効果および腎機能改善効果を有する可能性が示唆された。