2018 年 9 巻 1 号 p. 48-52
急性期における血液浄化療法は,持続的血液濾過透析(CHDF)や血漿交換療法,直接血液灌流などがある。また慢性維持透析患者に対する周術期の血液透析やCHDFも,急性期の血液浄化療法に含まれる。これら急性血液浄化療法は,患者の病態を改善することを目的として施行されるが,人的ミスによる死亡事例も報告され安全の確保は確立していない。臨床工学技士の急性血液浄化療法に対する医療安全への関与は,医療事故の分析を行いチェックシートなどへの応用や他職種間での情報共有,事故事例に対して製造販売業者への情報提供と製品開発への協力などがある。インシデントレポート報告などを活用し,詳細な事例解析と情報共有を行い,具体的な対策を検討することが重要である。