愛知医科大学精神神経科
2010 年 21 巻 1 号 p. 21-26
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Kahlbaum は緊張病について,背景に脳器質疾患を想定したが,緊張病性症状を呈する症例では,内因性精神病と伴に身体因のある症例が少なからず含まれる。我々の経験した3例のうち,特に症例1は,横断像だけでは診断がつかず,緊張病,悪性症候群,脳炎との鑑別を要し,非ヘルペス性辺縁系脳炎の診断で集中治療がなされ回復した。非ヘルペス性辺縁系脳炎と抗 NMDAR 脳炎,またその類縁疾患についても考察に加えたい。
脳と精神の医学
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