AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
出来形計測ロボットを用いたコンクリート製剛性防護柵の施工管理の効率化
柿市 拓巳前田 晃佑山崎 文敬阿部 翔太朗髙木 寛之南園 直弥
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2021 年 2 巻 J2 号 p. 741-748

詳細
抄録

コンクリート製剛性防護柵の出来形計測とコンクリート初期点検を同時に実施する測定ロボットの開発を実施した.出来形計測はリニアワイヤエンコーダを用いた出来形計測システムを開発し,従来手法と比較して,平均誤差3mm以内で計測可能であることを確認した.ひび割れ調査は汎用のコンクリートひび割れ検出AIシステムを用いることとし,壁高欄両面の画像を撮影するシステムを開発した.開発したシステムによりひび割れ検出を実施した結果,目視で確認した位置と同一箇所に同サイズのひび割れを確認することができた.本ロボットを用いることで施工管理に要する時間が従来手法と比較して50%程度の効率化に繋がることを確認した.

著者関連情報
© 2021 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top