AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
ガウス過程回帰を用いた基盤面の空間分布推定における地表面標高の考慮手法の比較
津田 悠人吉田 郁政大竹 雄
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 4 巻 3 号 p. 254-264

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抄録

基盤面標高データは様々な社会基盤施設の設計,施工において重要な基礎的な情報である.基盤面標高は地表面標高と相関を有している場合があり,この関係性に注目した基盤面の空間分布推定手法に関する研究はいくつか報告されている.本研究ではボーリング情報のみを用いる方法,地表面標高との相関を考慮する方法,地表面標高からの平均深さを考慮する方法の3つについて,模擬データ及び実測データを対象に推定精度やそれぞれの特徴について比較,検討した.各手法による山岳部や平野部における基盤面標高の推定精度について示し,地表面標高を活用することで山岳部や斜面下周辺でより正確な基盤面標高の空間分布推定が可能であることを示した.

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© 2023 公益社団法人 土木学会
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