2023 年 4 巻 3 号 p. 458-465
道路の整備計画等を策定するための基礎資料を得るために,日本各地で交通量調査が実施されている.観測方法としては人手観測が原則廃止され,交通量常時観測装置,CCTV画像を用いたAI観測などの観測方法が用いられている.しかし,これらの観測方法では,全国津々浦々に広がる道路をカバーすることができないため,設置や撤去作業が容易で,どのような現場でも観測可能な汎用性のある交通量調査方法が求められている.
そこで本研究では,設置や撤去作業が容易なカメラとエッジデバイス,LTEルーターを用いて,現場でリアルタイムに交通量を取得し,クラウドを用いて,データの蓄積や利活用が可能な交通量調査システムを構築した.さらに,このシステムの適応例として,実際の県道で交通量調査を実施し,このシステムの有効性を検証した.