AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
登記所備付地図データの公共座標系への自動変換技術に関する研究~ブロック塀の所有者推定~
梅原 喜政塚田 義典田中 成典上月 康則下鳴 恒彰平野 順俊大上 航平寺田 駿太
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 5 巻 1 号 p. 151-158

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抄録

法務省は,土地の位置や筆界を明らかにするため,登記所備付地図作成事業を平成27年度より推進している.令和5年1月には,全国の登記所備付地図データがG空間情報センターから無償で公開された.しかし,任意座標系に基づくデータが多いため,多用途展開や利活用の推進の阻害要因になっている.そこで,本研究では,属性情報によるジオコーディング手法や道路線形による位置合わせ手法を考案し,任意座標系の登記所備付地図データを公共座標系に自動変換する技術を開発した.そして,変換後の登記所備付地図データの活用事例の一つとして,ブロック塀の所有者推定手法を提案し,実証実験を通じて有用性を確認した.

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© 2024 公益社団法人 土木学会
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