AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
点群のプロダクトモデルの構築に向けた 道路地物の領域データの自動生成に関する研究
山本 忍今井 龍一中村 健二塚田 義典麻生 紀子
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 5 巻 1 号 p. 159-171

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抄録

レーザ計測機器の活用に伴い,国土空間の点群が計測・蓄積されている.レーザ計測の成果である点群は,位置座標を保持した点の集合体のため,用途展開を図るには空間処理しやすいデータセットに加工する必要がある.この一方策として,著者らは点群のプロダクトモデル化に取り組んでおり,道路図面や自動運転用の道路地図(HDマップ)を基に生成した地物の領域データと地物単位の点群を用いて,地物識別モデルを構築した.一方,図面や地図がない区間では,プロダクトモデル化に必要な領域データが生成できないことが課題としてあげられていた.

本研究では,地物識別モデルを用いて,地物の領域データを自動生成する手法を考案した.その結果,HDマップや提案手法の領域データを比較し,地物の点群から領域データを自動生成できることを明らかにした.

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© 2024 公益社団法人 土木学会
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