2025 年 6 巻 1 号 p. 208-216
土木工学初学者に対し,身近な土木構造物の存在に気付く,多角的に構造物を観察可能とする,最新技術に触れてもらう,の3点を念頭に3次元スキャンした土木構造物を,VRを用いて観察する教材を作成した.さらに,この教材を群馬高専の学生15名に対して使用してもらい,アンケート調査を実施した.その結果,「3次元モデルを用いる有用性」,「VRを用いることの有用性」,「身近な環境を対象とする有用性」について,いずれも「そう思う」,「やや思う」の肯定的な意見が86.6%を超える回答が得られた.土木構造物の理解度のアンケート調査結果では,いずれもその名称を「答えられる」,「おそらく答えられる」の累計回答率が80%以上であり,今回作成した教材に一定の学習効果があると考える.