2025 年 6 巻 3 号 p. 108-120
土木分野におけるデータ化において,既にある筆記データを電子化する場合などで転記ミスが生じ,データフォーマット間でデータが一致しないことがある.データ化を進めるほどこのような不一致は増え続けることが予想されるが,同時に増え続けると予想される不一致の条件を列挙し,アルゴリズムによって対応することは現実的でない.既往研究ではいくつかのAIチャットボットを用いてそれぞれ検討がされていたが,最新のモデルで統一されたプロンプトと基準を用いた比較検証がなされていなかった.本研究ではAIチャットボットがそれぞれ持つ特性に対し,xROADにおける不一致データの検知能がどのように異なるか,特にChatGPTのo3/o4-mini-highモデルで比較検証を行った.既往研究で検討されたClaude Opus 4に加えてGemini 2.5 Proについても同条件で検討を行い,現段階ではシステム上の問題によってChatGPTでの検証と同様の結果を得ることが困難であることを示した.