AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
掘削斜面のSfM-MVSを用いた準リアルタイム点群生成と異常検知
平岡 伸隆井出 真朱伊藤 和也
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ジャーナル オープンアクセス

2025 年 6 巻 3 号 p. 367-379

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抄録

本研究ではデジタルツインを志向した斜面掘削現場の安全管理を目的に,面的・非接触で変位を捉える準リアルタイム三次元点群生成と異常検知手法を提案する.固定カメラによるインターバル写真から,(1) COLMAP + openMVS,(2) Metashapeの二構成でSfM-MVSを実行する運用フローを構築し,実装可能性を議論した.その結果,各時刻の位置合わせ済みの点群生成時間は162秒と183秒で,約3分遅延で高密度点群を継続更新できた.得られた時系列点群差分を深度画像に変換し,ピクセル差分を時系列解析することで崩壊予兆を視覚化・定量化し,自動異常検知の有効性を確認した.従来のセンサ観測では設置箇所を代表点とした計測であったが,本研究によって面的な変位情報が得られた.

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© 2025 公益社団法人 土木学会
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