2025 年 6 巻 3 号 p. 823-828
巡視・点検などの河川維持管理業務の多くは目視により行われているが,河道内樹木や砂州・河岸等の広範囲にわたる維持管理対象を,現場目視主体で定量的・網羅的に把握することには人員・時間の確保等の観点で課題がある.本研究では河岸侵食の検出を対象とし,河岸全体を網羅的に把握可能な,衛星画像による河岸侵食検出フローを提案した.具体的には、衛星画像を用いた河岸判読の可能性を高解像度衛星画像(WorldView シリーズ)および中解像度衛星(Sentinel-2)を用いて確認し,侵食傾向の判読が可能であることを確認した.さらに,衛星画像と画像解析を用いた河岸侵食の自動検出フローを提案し,天竜川の侵食発生箇所に適用することで,その有効性を確認した.